2020年、2月下旬から「どんなときもWiFi」で、通信障害が発生していました。
3月中にも何度も通信障害が起き、改善されることがなく、4月3日から新規受付を停止しています。
そもそもなんで通信障害が起きているの!?具体的な説明がない!と怒り浸透のユーザーも多くいると思います。
今回はこれについて詳しく解説していきます!
最後に、「じゃぁ、これからどのWiFiにすればいいの?」という人向けに、あなたに最適なWiFiについても損得なし・本音で紹介していきます!
- この記事を書いている人
インターネット回線・ポケットWiFiの現役販売員。わかりにくい通信サービスを誰にでもわかりやすく説明することにこだわる。「実際に利用して」本当にいいと思ったサービスだけを案内
もくじ
どんなときもWiFiの通信障害の原因
どんなときもWiFiは2019年3月に販売開始されたポケットWiFiです。
今田美桜さん、佐藤二郎さん出演のCMと、「docomo、au、SoftBankの回線が使える」「データ使い放題」という宣伝文句で、話題になりました。
docomo、au、SoftBank回線を無制限に使える。夢のような仕組みが「クラウドSIM」です。
クラウドSIMって何?
そもそも「クラウドSIM」ってよくわからないですよね?KDDIの公式サイトには下記のように書かれています。
クラウドSIMとは、ソフトウェアによって仮想化されたSIMカードのこと。本来はプラスチックのSIMカードに入っている回線契約や通信に必要な固有番号情報などがクラウドサーバー上にあり、必要に応じて端末にSIM情報をダウンロードし、使えるようにする。
(引用:KDDI)
もっとわかりやすくいうと、雲の上にたくさんSIMカードがあって、いつでもその中から一番最適なSIMカードが利用できる、と考えてください。図にするとこんな感じです⬇︎⬇︎⬇︎

クラウドSIMのリスク
クラウドSIMでは、docomo、au、SoftBankなど、「他社の回線を借りまくっている」状態です。
よくあるWiMAXはauが開発した、独自のWiMAX回線を使いますが、クラウドSIMでは大手の回線を使わせてもらっている状態です。
超シンプルにいうと、回線を持っている会社のさじ加減!
「これ以上、回線貸さないよ」と言われてしまえば、電波が悪くなる危険があるわけです。
どんなときもWiFiはSoftBankに依存していた
以前から「どんなときもWiFi」のユーザーからは、「SoftBankの電波にしかつながらない」というウワサが立っていました。
どんなときもwifi
悪い点
❶時々、熱くなる(触れる程度)
❷Softbankしか繋がらない。
❸Softbank→圏外 docomo→圏内の状況の時、docomoには繋がらない。ひたすらSoftbankの電波探してる。良い点
他の人のレビュー参考にしてください。その通りです。 pic.twitter.com/0e0H7FPxJp— edamame (@edamame50280495) June 8, 2019
私自身、発売当初「どんなときもWiFi」を利用しましたが、確かにSoftBankの回線にしかつながりませんでした。
どんなときもWiFiは、docomo、au、SoftBankの回線につながると宣伝していたけど、実際にはSoftBankが8割、9割をしめていたんです。
実際のところSoftBankの4G LTE回線は、地下鉄でも電波が安定して届くので決して悪いことではありませんでした。
通信障害の原因はSoftBank回線
ただ、「SoftBankに依存している」のがリスクでした。上でも解説したように、どんなときもWiFiのクラウドSIMでは、docomo、au、SoftBankから電波を借りまくって、提供してるわけです。
ここで一番つながりやすいSoftBankの回線を「もう貸さないよ!」なんて言われたら、通信障害が起こるリスクがめちゃくちゃ高まります。
「じゃぁ、docomo、auにつながるんじゃないの!?」という思うかもしれませんが、ほとんどつながりませんでした。
公式の見解ではありませんが、
コロナウイルスの影響で、リモートワークや自宅でネットを使う人が増えた。どんなときもWiFiが爆発的に売れた
⬇︎
自社回線ではないので、増加した利用者分の回線(SIMカード)を借りようとした
⬇︎
SoftBankからSIMカードを追加で借りれなかった。もしくはSIMカードを減らされた可能性もある
結果として通信障害になってしまったと考えられます。
今後の「どんなときもWiFi」とクラウドSIMサービス
「どんなときもWiFi」では、上の通り回線がパンクしちゃった、でも改善ができない、ということになり、結果として「データ容量無制限」から、一部のユーザーは月25GBの制限を設けることになりました。
どんなときもwifiから25GB制限か解約か選べと連絡が来た。ほんとさあ、モバイルwifi通信事業者ってこういう詐欺まがいとか、契約してみたら速度出ないとか、まともな事業者って昔からいないよね
— そらち (@sorachi72) April 15, 2020
【速報】どんなときもwifi 25GB/月に容量制限へ
どんなときもwifiが貧弱だったと結論がついたわけだけど、どのような段取りで解約するのが良いか作戦練ってる pic.twitter.com/7iYLRUoU1m
— ぷーどる😂倍率100倍ホワイト社内SE✨ (@Pina__KWSK) April 15, 2020
「どんなときもWiFi」と同じように、クラウドSIMを採用している「限界突破WiFi」では、高速インターネットは1日5GBまでという速度制限を設けています。
限界突破WiFi、最初にいってたサービス提供できないならサービス終了させるべきだと思う。
1日5GBしか使えないってもはや別のサービスじゃん。— 元派遣社員のうさぎたん (@tusagitan) April 2, 2020
クラウドSIMはやめたほうがいいのか!?
「どんなときもWiFi」や「限界突破WiFi」については、コロナウイルスの影響で利用者が爆増したことが引き金になって、回線がパンクして通信障害が発生したり、プランの変更が発生しました。
とはいえ全ての「クラウドSIM(無制限ポケットWiFi)」で上のようなトラブルが起きているわけではないので、絶対NGだとは言い切れません。
実際、加藤浩次さん出演のCMで話題の「THE WiFi(どスゴイWiFi)」をお試し利用したところ、1日10GB使っても速度制限されませんでした。
こちらは2020年3月に発売されたばかりなので、「まだネットを使いまくっても、利用者が少ないから大丈夫そう」という印象でした。

なので、他のクラウドSIMの無制限ポケットWiFiについても、「利用者爆増しなければ快適に使える」というのが結論です。
ただ、使いづらくなる可能性が全くないとは言えないので、不安な人は避けておいたほうがい良いです。
WiMAXってどうなの!?
クラウドSIMにリスクがある、というのはおわかりいただけたと思います。
ではポケットWiFiで一番利用者が多い
WiMAXはどうなの!?という話。
WiMAXでも「使い放題」をうたっていますが、実は、「1日3GBまで」という制限が設けあれています。「使い放題じゃないじゃん!」という反感も多いのが現状です。
とは言え、1日3GBというのは相当な量です。
一般にネットサーフィンはデータをそんなに使わないけど、SNSやYouTubeはデータをかなり消費すると言われています。
目安としては1日動画やSNSを見る時間が、「合計5時間以内」におさまるならWiMAXでも大丈夫。それ以上なら考え直したほうが良いです。
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あなたにとって最適なインターネットとは?
「結局どうしたいいの!?」と思いますよね。本当にインターネットサービスは料金も複雑だし、上のような回線のトラブルもつきものなので、選びにくいです。
一番良いのはコレ!と断言できないのが正直なところです。
ただし、使い方によってベストな選択をすることならできます。
そもそもインターネットサービスは
- 光回線
メリット:電波が速くて安定している、使い放題
デメリット:開通工事が必要で開通まで1ヶ月かかる。月額が高め。自宅でしか使えない - ポケットWiFi
メリット:家でも外でも使える、契約すればすぐ使える、月額が安い
デメリット:電波が不安定、使い放題ではない - ホームルーター
メリット:ポケットWiFiよりは電波が安定しやすい、工事不要だからすぐ使える、月額が安い
デメリット:光回線ほど電波が安定していない
の3種類があります。どれにすべきか、考え方について説明しますね。
光回線

リモートワーク時間の増加や外出の制限を考えて、なるべく家でネットを使いやすくしたいという人は「光回線」。ハッキリいうと家でめちゃくちゃネットが使いたいなら「光回線」。
目安として二人別々に、高画質の動画をよく見る、仕事でインターネットをガッツリ使う、オンラインゲームが大好きな人は光回線が無難です。
光回線の決心ができたらあとはスムーズです。
基本的な選び方は「自分のスマホと合わせること」。
docomoスマホならドコモ光、auスマホならau光、SoftBank / Y!mobileスマホならSoftBank光、楽天モバイルなら楽天ひかりです。
なぜなら光回線とスマホをセットにすると、スマホに割引特典がつくからです。
割引額スマホのプランによっても変わりますが、どれでも最大で1,000円割引と考えておけばOKです。
携帯3社は料金を合わせている部分が多いので、深く考えずスマホと光回線は合わせる、とだけ考えておきましょう。
申し込みをして、だいたい1ヶ月後に開通工事をしてネットが使えるようになります。1時間程度の簡単な工事です。
これから申し込む人は、キャッシュバックキャンペーンを利用しましょう!
公式サイトから申し込むよりも遥かにお得です。キャッシュバックを通信費にあてれば節約にもなります!人気のキャンペーンは以下の通りです。
ポケットWiFi

すぐにネットが使いたい、安く抑えたいという人はポケットWiFiです。あとは格安SIMのユーザーなどで、外でも動画が見たいという人にもオススメです。
基本的な選び方は「大手にしよう!」です。
手続きのときや利用開始後もしっかり対応してくれる、カスタマーが揃った、ある程度大きな会社が安心ということです。
ちなみにdocomoではポケットWiFiは取り扱っていないので、SoftBankかau(WiMAX)になります。SoftBankのポケットWiFiは高額なので却下。
そうなると選択肢は、「母体はau。独自回線を使っているからトラブルも少なめなWiMAX」
✅ 最安値で使いたい人はこちら
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月額2,726円(税抜)~!
✅ キャッシュバックが欲しい人はこちら
【GMOとくとくBB】
最大34,700円キャッシュバック!
あとはクラウドSIMの無制限ポケットWiFiで、今でも在庫があり、通信障害が起きていないのはスマホ、ネット回線の有名企業「スマートモバイルコミュニケーションズ」が販売する「THE WiFi(どスゴイWiFi)」です。
クラウドSIMにこだわりたい人にはオススメです。
ホームルーター
ホームルーターはあまり知らない人もいると思いますが、シンプルにいうと「置き型のポケットWiFi」です。
ポケットWiFiと同様に、工事不要なので、契約したらすぐ自宅でネットが使えます。
ポケットWiFiは電池式でしたが、ホームルーターはコンセントに差すタイプです。
なので、電波の出力が強いので電波が安定しやすいです。
離れた部屋でも接続できます。実際に愛用していますが(下写真:自宅のホームルーター)、ポケットWiFiに比べるとネットが速くて安定していました。

大きく分けで2種類しかないので選ぶのは簡単。
SoftBankが出しているSoftBank Air(ソフトバンクエアー )とWiMAXのホームルータータイプです。
- SoftBank Air
データ容量の制限なし。使い放題だからいくらでもネットが使える。ネットのスピードは普通。 - WiMAXのホームルーター
1日3GBという速度制限がある。毎日動画を見る過程では厳し目。SoftBank Airよりもネットの速度が速い
自宅で仕事をしたり、動画を見る機会が増えていくので使い放題のSoftBank Airの方が上かなぁという印象。
一番のオススメはホームルーター!その中でも最高なのは?
個人的に一押しなのは、ホームルーターです。その中でも
モバレコAirが超オススメ。友達にも勧めているぐらいガチです。
モバレコAirは、SoftBank Airの端末「Airターミナル」で、SoftBank回線を利用するサービスです。SoftBank Airの格安モデルと覚えてください。

通信会社大手の「グッド・ラック」が販売・運営を行っています。
契約者を増やせばSoftBankからグッド・ラックに報酬が払われます。
ソフトバンクとしては利用者が増えれば満足だし、モバレコAirとしてもその分安く提供すれば良い、というわけです。
月額は2年間ずっと3,344円で今なら28,000円のキャッシュバックもついてきます。
自宅でインターネットをするならコスパ最強!
自宅でネットが必要だけど、光回線を引くほどではないという人にはめちゃくちゃオススメします!