3月17日、内田裕也さんが肺炎のため入院先の都内病院で亡くなり、18日、所属事務所から発表されました。
これを受けて朝の情報番組、お昼のワイドショーではずっと、「内田裕也さん訃報」のニュースが取り上げられています。
崔洋一監督、歌手の白龍さんや尾藤イサオさんなど数多くの有名人がテレビ出演。そのほか、Twitterでも見城徹さんはじめ数多くの方がコメントを寄せています。
その中に、政治家の参議院議員の蓮舫さんのTweetもありました。こちらです↓↓↓
内田裕也さんの訃報。
とてもとても悲しいです。事業仕分けの時、必ず会場に傍聴に来てくださり「税金の使い方を見たい」とお話しされていました。いつも赤い薔薇を一輪くださいました。
粋な方です。心からお悔やみを申し上げます。
歌手の内田裕也さん死去 79歳 | https://t.co/5iFCb14Oor
— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2019年3月17日
テレビでも「事業仕分け」の会場で内田裕也さんがインタビューを受ける様子が流れていますが、この「事業仕分け」とはなんなのか、紹介していきます。
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内田裕也さんも傍聴。事業仕分けとはなに?
デイリースポーツ/神戸新聞社では以下のように説明しています。
事業仕分けとは、10年に当時の民主党が導入したもので、事業担当者と国会議員や有識者が、その事業が必要か必要でないかなどを話し合ったもの。当時は国民の注目を浴びており、内田さんも何度も傍聴するために現場に足を運んでいた。(引用:デイリースポーツ/神戸新聞社 蓮舫議員、内田裕也さん死去を悼む「事業仕分けの時に必ず来て下さった」)
もう少し噛み砕くと、国や自治体が、公開の場で、そもそもその事業が必要なのか。誰が行うべきなのか、無駄がないかを判断するものなんです。
税金がいったいどのように使われるのか、ちゃんと使われるのかを知ることができる貴重な場なんですね。
なお、2009~2012年の民主党政権時代に行われた取り組みのようです。
成果として例えば2009年は以下の通り。
2009年11月27日、事業仕分けが終了。当初目標としていた3兆円には届かず、1.7兆円が見直し・国庫返済との判定になった(wikipedia 事業仕分け_(行政刷新会議))
かなり削減され、見直されていたんですね!
内田裕也さんが政治に参加された理由は?
ミュージシャンである内田裕也さんが、東京都知事選への出馬、事業仕分けの傍聴など政治に参加された理由について、ハフポストでは次のように紹介しています。
当時、事業仕分けに来た内田さんは「ロック界の代表として政治に無関心でいられない」と語り、「慣れあいっぽいところがあったな」などと評価。
また内田さんは2014年6月、TOKYO MXのバラエティ番組「5時に夢中!」に出演し、政治に参加する理由を次のように語った。
「日本のアーティストは悲しいけど、売れてる奴はコマーシャルで生きていこうとする。政治に関心は持ってるんだろうけど、ハッキリ口に出す人は少ない」
また、都知事選に出た理由についても言及。
「そこで、東京都知事にロックンローラーがなるのは、世界に対する新しい文化の発信として面白いんじゃないか」(引用:内田裕也のRock’n’Rollなポリシーとは。伝説の1991年都知事選や事業仕分けにも積極参加)
まとめ
ロックとはそもそも「社会への反発」という意味も込められていますよね。
内田裕也さんもいつも世界のニュースや社会問題には広い知識をお持ちで、それに対する主張や想いもあり、実際に行動されていたんです。
音楽を通して、社会課題への講義を唱えたり、弱者を守るメッセージを込めることで救われる人もたくさんいるのかもしれません。音楽の力って強いですもんね。