✅ これから歯列矯正をしようと思っている
✅ インビザラインを検討している
✅ インビザラインの費用、期間などが知りたい
✅ インビザラインでの失敗例
✅ インビザライン経験者の感想
僕は2017年にインビザラインをして、歯並びを矯正しました。
結果としては満足がいくものでしたが「失敗したな」と思うところもいくつかあります。
これからインビザラインをしようと考えている方向けに、体験者・経験者として、インビザラインを効果的に受けるための知識を紹介します。
期間、費用、病院選び、失敗談など、検討中の方が不安に思っていることに答えていきたいと思っています。
もくじ
インビザラインってなに?
多くの人がイメージする歯列矯正というと、銀色のワイヤーを歯に張り巡らせたものでしょうか。数年かけて、ワイヤーの力によって、歯を綺麗な形に整えていくものですね。
インビザラインも原理は同じです。ただし、ワイヤーではなく透明なマウスピースをはめて矯正していきます。(図:私物のインビザライン)

歯並びによって変わりますが、僕の場合はこのマウスピースが24枚ありました。2週間に1回のペースでマウスピースを交換していきます。
1枚目のマウスピースは歯並びが悪い状態で、24枚目のマウスピースは歯並びが整っています。
つまり、2週に1回マウスピースを変えながら、徐々に変形させていきます。
インビザラインに決めた理由
僕は叢生という種類の歯並びでした。
この歯並びが原因で、噛み合わせが悪く、アゴにも負担がかかっていました。結果として首痛、腰痛の原因にもなっていて歯列矯正を検討し始めました。

決め手になったのは、まず「期間」と「費用」でした。
歯列矯正ができる歯医者で診断してもらったところ、僕の歯並びの場合は「8ヶ月」で整う、費用は60万円でした。
また先生によると、歯列矯正は大人になると難しいというイメージでしたが、実際は大人も歯が動くので問題はないとのことでした。
想定よりも早く安かったため、決断しました。
- 注)実際にはこれ以上に費用はかかり、インビザラインもまだ終わっていません。詳しくは下記Q&Aでご説明します。
期間:8か月(2016年6月〜2017年2月)
費用:60万 ※月1の通院代別
当時の年齢:35歳(男性)
インビザラインを失敗しないための知識
いざ、やろう!と思っても、高額で、しかも時間がかかります。また確実に成功するかもわからないので、いろいろ悩みました。
ここでは、当時の自分を振り返り、知っておくべきこと、失敗しないためにやるべきことをまとめました。
病院選び
病院については地域性があるので共通して言えることを紹介します。選ぶポイントは2つありますが、前提として必ず複数の歯科・矯正歯科をめぐり、最適な場所を選ぶようにしてください。
矯正歯科には必ず行ってみること
僕は通常の歯列矯正もできる歯医者で行いました。しかし、インビザラインを扱う歯列矯正専門の病院に行けばよかったと少し後悔しています。
なぜなら「そちらのほうが専門性が高いから、よりよい治療がしてもらえるかも」と思っているからです。
実際に今の歯医者がダメ、ということもありませんが、見ておいたほうが後悔がなかったと思っています。
できるだけ家の近く(でも妥協せず)
僕の場合は、インビザラインを始める前に、虫歯をなおす工程がはいり、4回〜5回ほど、通院しました。これ以外にもインビザラインの透明なマウスピースをつくるために通ったりもします。
インビザラインをスタートする前に何度か通ったので、近いほうがよいです。ただ、あくまで品質・ホスピタリティのほうが優先順位は上です。
透明なマウスピースだけでは、歯を動かしきれないケースがあります。インビザラインを活用できるかどうかという診断も事前に行います。「これはできない」といわれても、別の歯科に行くと「なんとかなる」と言ってくれるケースもあるので、一箇所ダメだったとしても、他の歯科・矯正歯科を探して行ってみましょう。
期間と費用
期間にはかなり個人差がありますし、病院によっても判断が分かれることこかと思います。
上記、病院選びの項目でも書きました通り、複数まわって期間と費用を聞いてみるのが理想的です。なお、一般的にはワイヤー矯正よりも早く終わると言われています。
僕の場合、初診の時点でワイヤー矯正だと2年、インビザラインなら半分くらいで済みそうと言われました。
目立つかどうか
実際に、上に掲載したマウスピースをつけてみた写真が↓こちらです。

少しテカってるかな?と思いますが、こんな感じでほとんど目立たないと思います。
実際、インビザラインをしている時、自分から言わないとばれませんでした。
僕「実は矯正はじめたんですよ」
上司「え!?そうなの?どういうこと?」
僕「ほら」(インビザラインを脱着してみせる」
上司「へえ、こんなのあるんだ」
といったやりとりをしたりしていました。
顔の変化
歯列矯正の失敗談として、「顔が変形して後悔している」というものがあると思います。
実際に歯並びが変わると噛み合わせが変わり、輪郭がかわるためだと思います。
僕の場合は、少しアゴが後ろに引かれた状態になって小顔になったかな?とは思います。横顔も変わりました。結果としては輪郭が整いよかったです。
しかし、小顔になる、輪郭が変わることで、しわが増えたという方などいろいろな失敗例もあるようなので、このあたりも歯科・矯正歯科で確認するといいと思います。
痛み
これははっきりいって「痛いです!」。例えるなら悪化した虫歯がずきずき痛み続けるくらいの痛さでしょうか?
初めてインビザラインをつけた日から、4、5日間は痛みに襲われ、常に痛み止めを飲んでいました。(それでも痛かった……)
薬を飲んで乗り切ってしまえば大丈夫。
あとは2週に1回、新しいマウスピースに交換したとき、少し痛みがありますが、特に問題ありません。
歯の出戻り
歯を移動させるのは2017年2月で完了しました。
しかしそこから2年後の現在(2019年2月)も、夜間には「リテーナー(歯を固定するマウスピース)」を使用して、出戻りを防いでいる状態です。
担当医からはできるだけずっと(なんなら一生)、という曖昧な指示を受けています。
他の歯科病院で「もうリテーナーつけなくていいのでは?」という指摘も受けたことがあります。
出戻っていないのですが、心配なのでまだ夜間だけ着用しています。
失敗するパターン
インビザラインの失敗談で多いのは、どちらかというと「患者側」にあるケースが多いように思います。
なぜなら、インビザラインのマウスピースを、指定された時間つけていないためです。
インビザラインはワイヤー矯正とは違ってつけ外しが可能です。食べる時や歯を磨く時は外します。
したがって、つけ忘れたり、めんどくさくなってやめてしまう人がまれにいるようです。これはお金も、時間ももったいないので絶対に避けましょう。
矯正前との変化
矯正をしてから、さまざまないい変化がありました。
・歯磨きがしやすくなった
・肩こり、首痛が減った
・笑顔に自信が持てた
・りんごの丸かじりができるようになった
・歯に物がつまりにくくなった
当初悩んでいた肩こりや首痛はなくなりました。また歯のケアもしやすくなったりといいことづくしです。
特に大きかったのは「笑顔に自信が持てた」かもしれません。それまで写真を映る時はどうしても口を閉じてしまっていましたが、今は自信をもって笑うことができています。
幸福度も増したのかな?と思っています。
まとめ
未だ夜間リテーナーが取れない悩み。出戻りしているような感覚。いまだリテーナーが取れないめんどくささ。
いろいろ思うことはありますが、インビザラインをやってよかったと思っています。
もし今、インビザラインを検討されているのなら、まずは歯科・矯正歯科で話を聞きに行ってみてください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。