【感想】「学校」はいかにアップデートされるべきか@渋谷セカンドステージ

お出かけ
【「学校」はいかにアップデートされるべきか】というトークイベントに行ってきたよ!
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イベント概要

渋谷セカンドステージとは

渋谷から新しい文化を発信することをテーマに様々なトークショーを開催

vol.20「学校」はいかにアップデートされるべきか

テーマ「教育の未来」

動画教育の普及や、アクティブ・ラーニングの重要性への認識が広まってきている現在。情報化やグローバル化に対応した人材育成の必要性が求められるなかで、私たちが「学ぶ」基礎の場所である「学校教育」制度も、改革を迫られつつあります。様々なゲストとともに、学校教育はいかにアップデートされるべきか? また、教育をめぐる多様な選択肢はいかに開かれるべきか、考えていきたいと思います。(Peatix イベント案内ページより抜粋)

出演者(敬称略)

小幡和輝(#不登校は不幸じゃない 発起人)
駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表理事)
藤川大祐(千葉大学教育学部教授)
若新雄純(㈱NEWYOUTH代表、慶應義塾大学特任准教授など)
宇野常寛(評論家/批評誌「PLANETS」編集長)
【司会】得能絵理子

開催日時・場所

▼日時
2019年3月4日(木) 18:30 open / 19:00 start
▼会場
渋谷ヒカリエ 8階 8/01/COURT(渋谷駅 直結)
〒150-8510 東京都渋谷区渋谷2-21-1

参考:Peatix「学校」はいかにアップデートされるべきか@渋谷セカンドステージ

イベントの流れ

第一部:今学校教育に必要なものはなにか

第二部:学校の外に必要な物(必要な動き)

特に気になった内容をまとめてみました。

第一部 今学校教育に必要なものはなにか

先生同士の喧嘩(議論)がなされていない

普通に社会に出ると職場の中で喧嘩もあるが、学校ではみんな思っているけどいわない。本来は生徒も、教師も含めて、違いを歓迎する場になるべき。
もっと先生たちも多様性認め、議論するべきだが、不協和音を恐れすぎている。
本当は、学校は喧嘩に向いている職場。クビにならないし、異動もできる。もっと先生の闊達な発言、改革があってもいい。

不登校肯定

昔学校でしかできないことあったが今はそうではない。リクルートのスタディアプリなど、ネット学習があり、オンラインサロンなどのコミュニティもある。
これだけのネット環境が整った中で、学校の価値が疑問視される。もう行かなくても十分。勉強や人間関係を学ぶ場として、クオリティ高いとはいえなくなってきた。
「学校の役割とは」世間ではそんな疑問を持つ人も多いが、教育委員会には、学校に戻そう、という発想の人が多い。
一方で「学校に行きたい」という呪縛(いじめられても行きたがる心理)もある。フリースクールをはじめ、学校以外に選択肢を知っているけど、やっぱり学校至上主義。
もっと学校に行かずとも素晴らしい後悔なき人生が送れることを知れること、発信することが大切。

福祉との融合

発達障害は味覚がするどく、残してしまう。知識があれば「食べるまで残す」という指導は無くなるはず。多様な子供達でもすこやかに成長できるようになるべき。
また、「あなたの生まれた時」という感想文なども未だにあり、児童養護施設の子供など、悪気なく少数派を傷つけることになっている。
福祉は少数派を起点にしているため、こういったことはなく、参考になる点は多い。融合して教育を進めていくことにも価値がある。
一方、戦後の学校とかどうなのか。被害者が多かった、という意見もあるが、それは世の中問題だらけすぎだったため。少数派が声をあげにくかった。
今はひどい目にあったことをSNS等で発信することができるようになった。その世の中の変化に対応することは必要。

学校から子供を解放する

学校はセーフティネットとして必要最低限のことだけを学ばせる場とする。(例:読み書きそろばん)
PCも発達して、勉強は自力でなんとかなる。ただし、重要なのはコミュニティ。学校の輪に適合してもいい大人になるわけではない。
そもそもの学校教育自体、藩校、寺子屋、ドイツ式を取り入れた明治からの取り組み。
工業社会でベルトコンベアー式の働き方にあわせる教育としては機能した。
しかし、時代もインターネット社会になり、創造性のある人材とイノベーションが求められる世の中では、適していない。(このため日本は情報化社会で遅れをとった)
いまいちど学校のありかたを変えるべき。法的に認めたものしか学校ではない、という体制も変えるべき。
学年のない授業運営、指導要領にしたがわなくてよいカリキュラム、制服の廃止などは必要。

第二部:学校の外に必要な物(必要な動き)

大人の友達

街で働いてる大人たちって実はめっちゃ面白い。総合学習の大人は偉い人だけ。友達感あるひと。はみ出しても理解してくれるひとがいる、という感覚をつくることは大切。
学校の授業だとどうしも大企業や有名クリエイターなどの講演会をしがちだが、そうではなく。実は地元で商売やってるおじさんの姿が面白い。例えば商店街のおっさんとのドライブなど。
その一方で学校教育は「立ち寄り禁止」「親、先生以外とは関わってはいけない」と外部とのコミュニケーションを排除しがち(もちろん規制、管理は必要)

◼︎ 事例紹介:西千葉こども起業塾
小学生向けのPRアイデアを子供たちが検討。商店街にプレゼン。外部経営者たちからのレクチャーを受けられ学びになったり、商店街を知る、関わるきっかけにもなる。

ルールを変える習慣

例えば真冬、未だに半袖半ズボンで子供二運動させている学校もあるが、なにもいわない親が多い。親も、そして教師も、ルールには従う物だと思って疑問を持っていない。

感情的に文句を言う、ではなくルールを正すための発言はもっと闊達になるべき(クレイマーではなく”ホワイド”クレイマーへ)

お金がない家庭へのサービス

学校の外に学びを求めるにせよ、フリースクールはコスパ悪く、塾なども高い。

渋谷区では、スタディクーポンを発行して、安価に外の環境で学べる取り組みをはじめている。

印象的だったこと

トークイベントを終えてあらためて「学校に課題は多い」と思わされました。

それでも、学校のあれがだめ、これがダメと指摘指定は何も進まないし、教育期間で働く人のモチベーションも下がるばかり。

だからこそ、すべてを学校で解決するのではなく、「外」に目を向けることが重要だなと。そのための人材だったり、制度の変更だったりを進めていくことはとても建設的だと思いました。

また、貧しい家庭で育ったとしても勉強さえできれば、挽回ができる。つまり学校はセーフティネットという考え方もたしかにその通りだなと思いました。

渋谷区のスタディークーポンのように、恵まれてない(けれどモチベーションが高い)子供へのサポートが少しでも増えるといいですね!