みなさんは、「アダルトチルドレン」という言葉をご存知ですか?
アメリカの心理学用語ですが、近年、日本でも認知されるようになってきました。
つい先日、心理学に興味があったので、心理カウンセラーのセミナーに参加して「アダルトチルドレン」のレクチャーを受けてきました。
特徴を聞いて驚いたのですが、僕自身がアダルトチルドレンだったんです。
ここでは心理カウンセラーの方に教えていただいた、
アダルトチルドレンの特徴と、その克服方法を紹介していきます。
これを知ることで、自分の感情をより整理でき、
あなたの悩み、ストレスも、きっと軽減することができます。
もくじ
あなたもアダルトチルドレンかもしれない
ここで主張したいのは「あなたもアダルトチルドレンである可能性がある」ということです。その理由は、日々の「怒り」「悲しみ」の背景に、家族の影響(育った環境)が色濃くでているからです。
そもそもアドルトチルドレンとは
発症はアメリカですが、日本では少し意味合いが異なります。それぞの意味を紹介します。
アメリカでは?
「Adult Children of Alcolics」の略称で、アルコール依存症の親のもとで育ち、成人した人々という意味です。
日本では?
1990年後半より、日本でも「アダルトチルドレン」の関連書籍が刊行されはじめます。日本での「アダルトチルドレン」は、機能不全家庭で育ったことにより、成人してもトラウマを持つという意味です。
Wikipediaによると、機能不全家族は、コミュニケーションが乏しい家族などがそのリスクを持つと記されています。みなさんの家庭のコミュニケーションはどうだったでしょうか。
大人になっても影響が残る
「アダルトチルドレン」は、成人してもなお育った環境、家族の影響が残っている人です。
アダルトチルドレンの人は、父親、母親の性格、言われたこと、されたことが、記憶に刷り込まれ、日々いただいている感情の原因になっています。
あなたは小さい頃、両親とはどのようなコミュニケーションをとっていましたか?
アダルトチルドレンの例
僕の場合ですが、父親が金融機関の重役を勤めていて、いわゆるエリートでした。「人から見て恥ずかしいことをするな」とよくいわれました。
親の指導が今でも色濃く残っていて、「恥」「世間体」「人の目」にはかなり敏感です。「恥」をかかされると激しい怒りを感じるし、世間的にも認められる学歴、経歴に執着があります。
大人になっても、子供の頃に言われたことが影響して(無自覚に)、感情をゆさぶります。
感情処理をして克服するべき
ここまで、両親の影響、育てられ方が、成人しても感情が生まれる原因になっていることを伝えました。
もしそれがポジティブな感情であれば変える必要はありませんが、ネガティブな感情でたえがたいのなら、変えていく必要があります。
なぜ、子供の記憶が残っているのか
そもそもなぜ、子供の頃の記憶が残っているのか、から説明します。
子供は親に対して、恐れを抱いています。体格、力、影響力など、どれをとっても親が勝っているからです。
そこで子供は、いつでも親の機嫌をそこねないようにしょうと、無意識に自分を抑制しているんです。
その時、身につけた抑圧を繰り返し、大人になっても親の影響を受け続けることになります。
そういう人は意外に多く、この人たちが「アダルトチルドレン」になります。
ではどうしたら克服できるのか?
改めて過去を振り返り、親に感じた感情を思い出し、処理(感情処理)していくことで、過去の記憶と心理的距離をとることができます。
そして徐々に克服に近づいていくのです。
変えるべき感情、変えなくて良い感情
感情にはそれぞれ役割があり、必要な感情があります。
感情の役割
◼︎ 恐れ:身を守るための感情。危険を回避するために必要
◼︎ 怒り:考えがことなる、自分の期待と異なるときの感情。衝動的な行動にでることも。
◼︎ 悲しみ:過去を引きずる感情。過剰に働くと危険。コミュニケーションを恐る原因にも(恋愛など)
このように感情にはそれぞれ役割があります。
身を守るためであったりもするので、感情そのものは悪いものではありませんが、コントロールが効かなくなった時は危険です。
我慢をし続けてある日、突然、コップの水が溢れるように、感情がコントロールできなくなることは避けたいもの。

克服するための方法
Step1 思い出す
子供のころの、両親とのやりとり(会話、しつけ、出来事)を思い出して、その時にどう思っていたのか。
子供のころ、無意識に抑制していた感情を書き出します。
Step2 言語化する
Step1で思い出した感情が、どのようなものだったのかを正しく言語化します。
例えばまだ小学校低学年では、「苛立ち」や「嫉妬」などは判断しずらいですよね。
語彙力がなく、理解できなかった感情を、大人になった今、最適な言葉に変換する作業です。
Step3 口に出す
Step2までの整理を、誰かに聞いてもらいます。はじめは言語化は難しいと思います。
これをしっくりとした言葉にチューニング(自己一致させる)していくのです。
まとめ
✅ アダルトチルドレンとは小さいころ親に言われたこと、親の接し方などが記憶に残り、成人してもそれが原因で感情を揺さぶられてしまうこと
✅ 子供は、親への恐怖心で、感情を抑制しすぎてしまい、抑制された感情は心に深く刻まれてしまう
✅ 克服する方法は、過去を振り返り、その時の感情を最適な言葉で整理すること。感情処理ができる
✅ 口に出すことで少しずつ抵抗感がうすらいで、感情のコントロールでできるようになる
僕自身、アダルトチルドレンであったため、このワークを繰り返していこうと思います。
さっそく、その日から信頼できるパートナーに、幼いころのできごとを語ってみましたが、心がすっとしました。
もし、親の影響を色濃く残し、今もそれで苦しんでいるのなからこの方法は役に立つはずです。
ぜひ実践してみてください!
長くなりましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
最後に
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