先日、「起業家・個人事業主向け実戦形式マーケティングセミナー」に行ってきました。
起業家・個人事業主向けの超実践的マーケティングで評価されている「伊藤健太」さんのセミナーで、これから起業、事業立ち上げ、商品・サービス設計をする人には、ヒントがいっぱいです。
前提になるマーケティングの考え方はこの過去記事を読んでみてください。
ここでは、セミナー続編として、商品やサービス、ビジネスモデルをどのようにつくっていくかを紹介します。
もくじ
大前提「時代の風向きを読む」
すでにマーケットがある。欲しいと思っている人がいる。ニーズがある。基本中の基本かもしれませんが、顕在化したマーケットがある、商品、サービス、ビジネスモデルを考えていくことが大切です。
2109年の起業やトレンド
・シニア層の再就職、起業の増加
・起業増加によるトラブルの増加
・地方移住や地方起業の増加
・地方起業で生じるリモートコミュニケーションの増加
・海外、外国人の起業
・事業継承(後継者不足による)
この中でも一番下の事業継承について。2025年時点で、後継者問題をかかえている起業が127万社もあるようです。
企業買収をして、継承してく。そんな起業のあり方も増加していきそうです。
商品・サービスづくりの目標は?
商品やサービスを考える上で、やってはいけないのが経験から発想することです。
このやりかただと、想定の範囲内、つまりつまらない、既製品のようなものがうまれやすいからです。
ではどうやったら想定外(期待以上)の商品やサービスを考えられるのでしょうか?
それは200点を目指すことです。
200点の商品・サービスとは
現実性がないものが生まれるでしょうか。しかし、それが非常に重要なポイントです。
あくまで実現性を度外視にして、アイデアを膨らませるために、200点をめざすという意味なのです。
例えば、スマホが無料で配られていたら、それは200点満点ですよね。もちろんありえないことですが、夢のような話でアイデアを出し合うことで想定外の商品やサービスが生まれるのです。
例えばこんな商品・サービスは200点!
俺の株式会社をご存知でしょうか?「俺のイタリアン」などを展開する会社です。
こちらの飲食店の出発点は「ミシュランレストランは高いし、利用しずらい。同クオリティで、しかも5,000円で提供したい」というアイデアでした。
これは200点ですよね。そうして想定外の、夢のようなアイデアを出して、現実性に落とし込んでいくことがビジネスをつくるということです。
どう実現させるか。ここがビジネスモデルに
また、「俺のイタリアン」の例。
ミシュランレストランと同クオリティを、5,000円で提供するためには、課題を出していくことからはじまります。課題の解決例はこんな感じです。
コストを下げなくてはならない
当然味のクオリティは下げられないので、食材はけちれない→優秀なコック(人件費)は必要。であれば、安くていい食材を大量に入手すればいい!→廃棄食材があった!
稼働率をあげなくてはならない
大量に食材を仕入れるには大量のお客様が必要です。つまり稼働率をあげなくてはいけない。「稼働率=客単価× 滞在時間」。たくさんの人に来てもらうには、滞在時間を減らす工夫を→立ち食い形式にしよう!
夢のような商品、サービスをどうやって実現させるか。ここにビジネスモデルの要素がつまっているのです。
超重要!商品の定義
まず定義はこちら
使ってみたいと思って、使ってみたらめっちゃよくて、あまりにうれしくて、お節介にも知り合いにも勧めてくれ、知り合いも買ってくれること。
商品・サービス企画段階で、第三者へのシェアや拡散、さらに購入させることまでを考えておくのです。
まとめ
✅ 顕在化したマーケットがある、商品、サービスを考えていく
✅ 時代の風向きを読む。2019年以降の起業のトレンドを調べる
✅ 200点の商品・サービスを考える
✅ 現実化のための工夫が、ビジネスモデルになる
✅ 商品・サービスの企画段階から、第三者にシェア、拡散、さらに購入までをイメージしておく
いかがでしょうか?目下、起業準備をされている方、商品・サービスを設計している方には、ヒントがたくさんあったのではないでしょうか。
僕も現在起業準備中!このセミナーで得た知識を忘れずに活かしていこうと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
最後に
このセミナーは、ストリートアカデミーというアプリで発見しました。このほかにもいろいろなマーケティングセミナーも開催されるので、ぜひのぞいてみてください!